プレゼント

化学物質過敏症治療の第一人者・坂部貢先生を訪問しました

丸山

編集長の丸山です。『健康365』には、「従来の治療だけでは治癒が望みにくい疾患に対して、医療現場で実証された確かな情報を提供する」という編集方針があります。さまざまな病院をめぐって診察を受けても改善が見られず、治癒を諦めていた読者さんから「『健康365』の情報が役立ちました!」という声をいただくたびに、編集部一同が喜びに包まれます。お届けしている医療・健康情報の中には、「これってホントなの?」と思われる情報があるかもしれませんが、最前線の現場に立つ医師や研究者に取材を行い、しっかりと証言をいただいてから掲載をしています。

困っている人が多い疾患や症状の解決法を求めて情報収集に明け暮れる中、7月号(5月16日発売)では、初のテーマとなる「化学物質過敏症」を取り上げました。

化学物質過敏症はまだまだ認知度が低いものの、生活の中にあるさまざまな化学物質の影響によって起こる体調不良について、その深刻さが報道されるようになっています。最近では、化学物質の香り成分によって起こる不調を「香害こうがい」と表現し、認知度が広まっているのです。

今回の記事で取材をさせていただいたのは、長年に渡って健康に関する化学物質の影響を、研究と臨床の両面から取り組まれている坂部貢先生です。東海大学や千葉大学での研究をはじめ、官公庁との調査・研究にも携わってきた坂部先生は、まさに第一線で活躍されている専門家の一人。坂部先生から伺ったお話から、化学物質過敏症に直面している患者さんたちの深刻さが伝わってまいりました。

化学物質過敏症は、精神面にも大きな影響を及ぼす繊細な問題です。『健康365』では、坂部先生のご協力をいただきながら、化学物質過敏症にまつわる悩みの解決につながる情報を発信していきます。「健康365」での特集はもちろん、公式サイト「365college」でも坂部先生にご登場いただき、化学物質過敏症に関する最新情報を定期的にお届けしてまいります。