丸山

「がんサポートDr.」として独自の活動を展開している、医学博士の中村健二先生を訪問しました。この日はあいにく台風が首都圏を直撃した日。一部の交通機関がストップするほどの荒天でしたが、東京の京橋にある中村先生の事務所になんとかたどり着きました。
中村先生は開成高校から慶應義塾大学医学部に進学した、まさにエリート!といった経歴をお持ちです。その後、厚生労働省のキャリア官僚となり、海外に留学。私とは無縁の人生を歩まれていますね!
霞が関の世界とは無縁ゆえ、その実情は皆目見当がつきませんが、魑魅魍魎の世界が繰り広げられている印象があります(ドラマの見過ぎ⁉)。巨大官庁といえる厚生労働省では、専門部署が縦割り化されているそうですが、中村先生がキャリア官僚時代に所属していた部署は、各部署を横断して情報交換をする役割だったことから、さまざまな情報収集が可能だったとのことです。
そんな背景を持つ中村先生は現在、がん患者さんのサポートを活動の1つとしてされています。中村先生いわく、「患者さんにはそれぞれ治療の好みがあります」と表現するように、標準治療や代替医療、健康食品や健康器具、ときにはホロスコープを駆使しながら、中立の視点で患者さんのQOLを高める情報を提供されています。
がん患者さんや患者会からの信頼も厚い中村先生のもとには、多く患者さんが集まり、独自のコミュニティが生まれています。取材時に中村先生は、「患者さんは話をしたがっているんですよ」と強調されていましたが、医療機関ではなかなか叶えられない、患者どうしの交流のお手伝いもされているとのことでした。
2人に1人ががんになるといわれて久しい日本ですが、中村先生の取り組みがさらに広がり、患者同士の交流が盛んになる必要性を感じた取材になりました。中村先生のインタビュー記事は、2026年9月号で掲載しています。

