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“うっかり女子”の雨野千晴さんを取材しました

丸山

編集長の丸山です。発達障害特集の取材で「うっかり女子」として多彩な活動をしている雨野千晴さんを取材しました。

ADHDと診断されている雨野さんは「不注意優勢型」と呼ばれる不注意の傾向が強いタイプ。小学校の教員時代は毎日のように遅刻や忘れ物、教材の紛失といった不注意に悩まされて、うつ状態にもなったとか…。産休を機に「ありのままの自分」でいることを決めた

雨野さんは、みずからを「うっかりさん」と称することで大きな壁を乗り越えていったそうです。教員を退職された後は、漫画家・イラストレーター・文章講座主宰・セミナー講師・福祉事務所スタッフなど、「7つの顔を持つうっかりさん」として活躍されています。

クリエイティブな活動をされているだけあって、雨野さんのネーミングやキャッチフレーズのセンスはうなるばかり。ペンネームの雨野千晴は「雨のち晴れ」から取り、「つらい毎日でもいつか必ず晴れの日が来る」というメッセージが込められています。

7つの肩書を持つプロフィールは、「多動な活動を展開中!」と表現。後ろ向きにとらえられがちな「多動」という言葉を前向きにしてしまう抜群の表現力に脱帽してしまいました。

「うっかり女子会」「あつぎごちゃまぜフェス」といった、斬新な発想に基づくイベントの企画も多彩。雨野さんいわく、「うっかり女子会」は、全国からうっかりさんが集結し、その年一番のうっかり体験を披露するイベントとか…。失敗談を自慢しちゃう逆転の発想に感心!会場ではどんなうっかり体験が披露されているのでしょう…見てみたいなあ!

取材時に雨野さんのうっかりを期待していた私たちスタッフの前で、しっかり遅刻をされてくるところもさすが!期待を裏切らない雨野さん!というわけで、雨野さんのペースにすっかり乗せられてしまった私は、お渡しするつもりで持参した「健康365」の雑誌を、つい渡し忘れて持って帰ってきてしまいました。取材後に雑誌を渡し忘れたお詫びのメールを雨野さんに送ると、「丸山さんもうっかりですネ!」というあったかいお返事。

私もチームうっかりの仲間入りです!