丸山
「ラクロール」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?ラクロールは新しい水泳用語で「ラクに泳げるクロール」のこと。略してラクロール!あまりにも秀逸なネーミングに感銘を受けた私は、早速、ラクロールの普及活動を展開している一般社団法人日本ラクロームスイム協会代表理事の馬場浩希さんに取材を申し込みました。
インターネットで事前にお顔を拝見していたものの、横浜の喫茶店・星乃珈琲鶴屋町店でお会いした馬場さんは、ふっくらとした体形と柔和な笑顔が印象的なお方。「水泳選手=無駄な肉が一切ない引き締まった体」という思い込みが一気に吹っ飛びました。
ふっくら体形の理由を尋ねてみると、なるほど納得!現在、馬場さんは各地のスポーツクラブから水泳指導のオファーを受けて引っ張りだこ状態。個人指導から団体指導に至るまで、連日にわたって水泳指導に明け暮れているとのことでした。朝から晩まで1日中プールの中に入っている状態ですから、筋肉と脂肪で体を守らないと体が冷え切ってしまうのだそうです。ジュゴンを思わせる馬場さんのふっくら体形は、人気水泳インストラクターならではの背景があったのですね。
そんな馬場さんが考案し、普及に努めている「ラクロール」は、「まるで歩いているように泳げるらくなクロール」がコンセプト。中高年を中心とした生徒さんたちから大評判で、ひざや腰に慢性的な痛みがある人たちも楽しく泳いでいるのだとか。
この日、馬場さんと一緒に取材に同席していただいた日本ラクロールスイム協会の山下さんは、これまでまったく泳ぐことができなかったにもかかわらず、ラクロールを習得してトライアスロンに出場するまでになったのだとか…凄すぎる!
自分自身を振り返ってみると、平泳ぎはそれなりの長さを泳げるものの(といっても、せいぜい200メートルくらいかも…)、クロールについては、50メートルも泳ぐと息が上がってしまいます。馬場さんから、「それはラクに泳げていないからですよ」といわれて、ラクロールへの関心がフツフツと…。イラストを見てもなかなか理解できないので、これはもうプールで教えていただくしかありませんね!年内は難しそうなので、来年にラクロールの習得を目指したいと思います。
「ラクロール」を考案した馬場浩希さんの記事は、「ニッポンを元気に!情熱人列伝」でお読みいただけます。