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静岡のかげやま医院で話題の医療機器「スターフォーマー」を初体験!

丸山

「スターフォーマーは磁気の強さやリズムを変えることができるので、患者さんに適切なモードに設定するのが腕の見せどころです」と話す、かげやま医院の影山先生

静岡市にある医療機関・かげやま医院の影山慎二先生を訪問しました。かげやま医院は、改称前の「しお医院」時代を含めると、静岡市内で最も歴史がある泌尿器科の医療機関。『健康365』では、富士山麓で栽培されている「発酵そばの芽」の特集で取材をして以来、ご縁をいただいています。

影山先生から「ぜひ見てほしい機器がありましてね…」とのご連絡をいただき、早速、静岡へと足を運んだ私。診察室とは別の部屋で大切に置かれていた「スターフォーマー」なる医療機器と初対面をしました。

「スターフォーマーは磁気の力で骨盤周辺の筋肉を強化する医療機器なんです。尿失禁に対する期待が高まっていて、泌尿器学会で発表もしたんですよ」とニコニコしながら説明をしてくれる影山先生。頻尿や尿失禁が起こる原因として「骨盤底筋」の衰えがよく指摘され、

健康雑誌を含む多くのメディアでは「骨盤底筋体操」が紹介されています。

ところが、骨盤底筋の強化を目指して体操に取り組んでも長続きできる人は多くなく、諦めてしまうケースがあるのだとか。

そこで、影山先生が導入したのがスターフォーマー。機器の詳しいしくみは省きますが、30分間で5万回の筋肉運動(と書いても、その凄さの実感がつかめません!)によって、「座っているだけ」で骨盤底筋を強化できる画期的な医療機器なのだそうです。

ひと通り、お話を伺って先生にお礼を述べると、影山先生から「丸山さんも座っていってよ。体感があればばいい原稿になるだろうしね!」と、プレッシャーのかかるお言葉。私自身、尿失禁には悩んでおりませんが、加齢とともに尿の勢いが悪くなっている自覚があります。何かしらの効果を期待して、スターフォーマーに座らせていただくことにしました。

「では、スイッチを入れますよ…」と影山先生が合図した瞬間、

「グォーッ」と肛門周辺に波が寄せられるヘンな、そして不思議な体感が…!

黙っていようとしても、波が押し寄せるたびに「オオオォォォ~」と声を

出さずにはいられない初体験の感覚!(表現が下手でゴメンナサイ)

骨盤底筋に伝わる波の体感を文章でうまく表現できない…ということで、表情から読み取ってください!

スタート時は波の衝撃に驚きましたが、5分も座っていると、肛門周辺に押し寄せる波に慣れて、気持ちよさすら感じてきた私。頻尿に悩む人は夜中に何回も起きて排尿するために睡眠不足に陥るそうですが、座っているだけで改善できるのなら、それこそ夢の機器といえそうです。影山先生によると、スターフォーマーを試したおよそ3分の1程度の患者さんに尿失禁の改善効果が見られているそうで、今後は操作方法の工夫を試みることで改善率を高めていきたいとのことでした。

かげやま医院を後にし、静岡駅でトイレに入って早速、排尿チェック。影山先生自身も、みすから使用した後に尿の出がよくなったことを実感されたそうですが、確かにちょっと違うかも…!なんかスムーズに排尿できてスッキリした気分!と、新鮮な体感を得ながら東京行きの新幹線・こだま号に乗り込んだ次第です。

泌尿器治療の世界が変わるかもしれないスターフォーマーの記事は、本誌2024年1月号のバックナンバーをご覧ください。