プレゼント

大阪大学名誉教授の大山良德先生と再会しました!

丸山

運動生理学の権威で大阪大学名誉教授の大山良德先生を訪ねて奈良へと足を運びました。

大山先生と会うのは、かれこれ3年ぶりです。当時はコロナ禍の真っただ中。免疫力アップの秘訣として、体温を高く保つことの大切さをアドバイスしていただきました。

今回の取材テーマは「こむら返り」の予防法。取材場所としていつも大山先生が利用されているホテルのカフェに向かうと、先生は早くもグレープフルーツジュースをご注文中!慌ててカフェに入ってアイスコーヒーを注文し、近況報告をいたしました。

奈良といえばせんとくん!この顔の愛らしさといったら…。自宅ではせんとくんの顔が描かれたタオルを愛用しています!

御年93歳の大山先生は、「日本に初めてストレッチを紹介した人物」としても知られています。今から30年ほど前にアメリカに行った際、ストレッチに関する文献を読んだ大山先生は、ストレッチの理論と健康効果に感銘を受けたそうです。大山先生は帰国後、ラジオ体操しか知らなかった日本人にストレッチという新たな健康習慣を紹介しようと決意し、みずからストレッチ教室を主宰するようになります。その様子がメディアで注目されて、NHKテレビでストレッチ教室の番組を持つようになったのです。

大山先生も出演したNHKの番組は、隔週だった放送が毎週に変更されるなど、大人気となります。当時、先生が大阪の街を歩くと、「テレビ見てますよ!」とよく声をかけられたのだとか。当時の大山先生の映像を見たいですねぇ!

大山先生によると、ラジオ体操は「目を覚ますための運動」で、ストレッチは「体をゆるめてリラックスさせ、眠りに就かせるための運動」なのだとか。90代に入っても血色がよく、カクシャクとされている健康の秘訣はやはりストレッチにあるのでしょうね。

今回の訪問では、以前から聞きたかった戦時中の話も少し伺うことができました。激動の時代を生き抜かれた大山先生が魂を込めて普及に努める「大山式ストレッチ」を今後も特集していきたいと思います。