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リハビリ機器「パワーアシストハンド」の開発物語を取材しました

丸山

神奈川県厚木市で「パワーアシストハンド」というリハビリ機器を開発している、株式会社エルエーピーの北村正敏社長を取材しました。北村社長はもともと地元の厚木市で写真店を経営。製造業を中心に深刻な不況に陥った地元の活性化を「ロボット産業」で成し遂げようと奮闘している〝厚木魂″の持ち主です。

地域振興につながるロボット制作を目指して地元の自営業者たちと七人の侍ならぬ「6人のオヤジ軍団」を結成したものの、北村社長らはロボット作りのド素人。地元の大学や専門病院に突撃して教えを乞い、改良を重ねながら遂に完成させたという凄いストーリーの持ち主なのです。北村社長たちが突き進んだ厚木発のロボットプロジェクトは、その後、国が認定した「さがみロボット産業特区」の発足につながり、大きく開花します。ロボット産業に携わる人たちが神奈川県に多く集まっている背景には、北村社長たちの開発物語があるといっても過言ではないのです。

実際に北村社長にお会いしてみると、豪気で人情味あふれる昭和のオヤジといったお人柄で、ファンが多いこともうなずけます。ロボット制作に取り組む前には写真店を経営していた北村社長は、取材中に撮影担当をしたカメラマンに厳しくも温かいツッコミを入れるなど、取材現場は大いに盛り上がりました。

まったくのド素人だったロボット制作の世界に飛び込んだ北村社長の豪気に驚かされたものですが、その背景にあるのは「地元を元気にしたい!」という地域への熱い思い。そこまで強い地元愛を持てる姿をうらやましく思った取材となりました。

北村社長らが開発した「パワーアシストハンド」の物語は、

ニッポンを元気に!情熱人列伝」でお読みいただけます。