丸山
兵庫県小野市にある、こころ鍼灸整骨院の作尾大介院長を訪ねました。
作尾先生は少年時代に空手を始め、極真会館に入門。その後、柔道整復師と鍼灸師の国家資格を取得して、患者さんの施術をされています。極真会館といえば、空手を知らない人でも一度は耳にしたことがある名門流派の一つ。コワモテでドスの利いた重低音の声で迎えてくれるかなとヒヤヒヤしながら整骨院を訪ねると、出てきてくれたのは爽やかな笑顔のお方…!「もしかして作尾先生ですか?」と尋ねると、「はいそうです。いらっしゃいませ」とひたすら爽やかなお顔!すっかり出鼻をくじかれてしまいました。
作尾先生のビジュアルと空手家のイメージとどうしてもリンクできずに取材を始めましたが、話を進めるうちに、大変な情熱を持って治療家を目指し、勉強を重ねられてきたことが分かりました。仕事をしながら専門学校で学び、腕を磨くためにボランティアで施術をする日々を続けたとか…とてもマネできる行動力ではありませんね。
柔道整復師が保険診療内で施術できる領域に限界を覚えた作尾先生は、患者さんに適切な施術をするために完全自費診療の形を貫いています。柔道整復師の施術領域がケガに限られることを知らなかった私ですが、作尾先生の話にひたすら納得するばかりでした。
完全自費診療で施術を行う場合、患者さんにとっては多くの治療費が必要になります。当然、施術に対する期待は大きくなり、明らかな体感を望むことでしょう。その解消のために作尾先生が活用しているのが、微弱電流を発生させる医療機器。医療機器と呼ぶにはこじんまりとした見た目ながらもその実力は本物で、多くの患者さんの自然治癒力を高めているのだそうです。
微弱電流が及ぼす健康効果は欧州で長年研究が続けられ、多くの学術論文もあるのだとか。各国から微弱電流を発生させる医療機器が発表される中で、作尾先生はチェコスロバキア製を活用。その爽やかな笑顔から、期待できる効果の自信がうかがえました。「丸山さんもちょっとやってみましょうか?」と言われて試してみたところ、左右の腕の上がり具合に違いがあって、自分の体がゆがんでいることが分かりました。そこで私の体に微弱電流を流してもらうと…なんと、左右の腕がともに同じ高さまで上げられるようになったのです。なんという即効性!
お試しの施術でも明らかな変化があったのですから、じっくり施術してもらった場合の効果は推して知るべし…といったところでしょう。痛くもかゆくもなく自然治癒力を高められる秘密の機器といえそうです。
微弱電流の健康増進効果を広めるべく、作尾先生は一般社団法人微弱電流療法研究会を設立し、その普及に努めています。現在は専門家を対象にした勉強会や症例報告会を開き、賛同者が増えているそうです。大きな可能性を秘めた微弱電流については、今後も多いに注目していきたいと思います。


