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慢性腎臓病による足のむくみに効果的!井上博士がすすめる血管マッサージ

糖尿病・腎臓内科
大阪市立大学医学部名誉教授/京都府立医科大学特任教授 井上 正康

[いのうえ・まさやす]——1945年、広島県生まれ。1970年、岡山大学医学部卒業後、同大学大学院修了。医学博士。熊本大学医学部助手、米国アルバートアインシュタイン医科大学客員准教授、熊本大学医学部助教授、米国タフツ大学客員教授、大阪市立大学医学部教授などを歴任。2011年、大阪市立大学大学院医学研究科特任教授、名誉教授。宮城大学理事・副学長を経て、2013年に健康科学研究所を設立し、所長に就任。

「善玉・悪玉」という表現に踊らされることなく、バランスよく栄養素を摂取することが大切と語る井上正康博士は、自身が考案された「血管マッサージ」を、健康な体作りのために提唱されています。血管マッサージは、腎機能の低下によって起こりやすい足のむくみ対策にも効果的。足のむくみは下半身の血液を心臓に戻す力が低下して起こると考えられます。特に運動不足や冷え症の人は、足の血管をしっかりもみほぐすことで、むくみの改善が期待できます。

そけい部のマッサージ

1:親指を除いた4本の指を使って行う。指をそけい部にあて、第2関節くらいまでギュッと押していく

2:やや内向きに強く押したりゆるめたりするなど、強弱をつけてマッサージする

太もものマッサージ

1:両手で太ももをしっかりつかむ

2:タオルを絞るようなイメージで、太ももの筋肉をねじっていく

3:つかむ位置を少しずつずらしていき、太もも全体をまんべんなくマッサージする

ひざ関節のマッサージ

1:ひざ関節の裏側を両手でつかむ

2:ていねいにもみほぐす

3:片足をもみほぐしたら、もう一方の足も同じようにマッサージする

ひざ下のマッサージ

1:ひざ下全体を両手でつかむ

2:筋肉を回転させるようなイメージでねじっていく

3:片足をもみほぐしたら、もう一方の足も同じようにマッサージする

足首のマッサージ

1:右足首をマッサージするときは、右手で足を支えるようにする

2:左手で右足首を回転させるようにマッサージする

3:片足をもみほぐしたら、もう一方の足首も同じようにマッサージする