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バストケアのプロが教える美乳維持のポイント

いつまでも元気の秘訣

満たされた性によって得られる幸福感は、人生を豊かなものにしてくれます。この連載では、いつまでもゲンキで毎日を過ごせるよう、編集部が見つけた性に関するとっておきの情報をお届けします。

美しく豊かなバストは、女性的な魅力の象徴といえます。一方で、バストの形や大きさにコンプレックスを抱く女性は少なくありません。

年齢を重ねても美乳を維持する()(けつ)について情報を求めた編集部は、神戸市(ひがし)(なだ)区でバスト専門サロン「むねの(たに)() 神戸店」を経営する(たに)(むら)(やす)()さんに詳しいお話を伺いました。

谷村さんのサロンでは、特許を取得したバスト専用の機器を使用して光を当てることで、女性ホルモンなどの(ぶん)(ぴつ)を促して体の内側からバストを育てる施術を行っています。女性ホルモンなどの分泌が活性化すると、バストの形や大きさが整えられるだけでなく、リラックスしてよく眠れるようになったり、生理痛が和らいだりする効果も期待できるそうです。

「本来、女性のバストはC~Dカップのサイズにまで成長するものなのです。健康的な生活を送っている女性であれば、ブラジャーの選び方や着け方に気をつけるだけで、豊かなバストを自然に育むことができます」

美乳をかなえるうえで大切なことは、思春期と成熟期以降とでは異なるという谷村さん。それぞれのポイントを教えてもらいました。

「バストが最も発育する思春期は、十分な栄養と睡眠をとることが大切です。反対に、過度な運動やストレスはバストに悪影響を及ぼします。思春期にはほっそりとした体型に憧れたり、夜遅くまで友人とおしゃべりしたりしがちですが、ダイエットや夜更かしは美乳の天敵なのです」

一方、成熟期を迎えた女性は健康的な生活を送るだけでは不十分と、谷村さんは指摘します。重要なのは、正しいサイズのブラジャーを正しい位置で身に着けることだそうです。

「ブラジャーのサイズは、カップの大きさやアンダー、トップを基準にして選ぶ方が少なくありません。でも、正しいサイズの基準は〝バージスライン〟です。バージスラインはバストとボディの境目にあるラインのことで、バストの下のカーブした(りん)(かく)を指します。ブラジャーは必ず試着して、カップのワイヤー部分がバージスラインにフィットするものを選びましょう」

ぜい肉と誤解されがちなわきや背中、ブラジャーの下からはみだした脂肪は、本来であればバストの一部。バージスラインに合ったブラジャーを着けると、バストから体側に流れた脂肪を集めて正しい位置に戻すことができます。カップの上部が余ってしまったら、パッドを入れて調整するといいそうです。

「正しいサイズのブラジャーを選んだら、正しい位置で着用しましょう。鏡で体を正面から見たとき、()(こつ)の中央と左右の乳頭の3点が正三角形になるようにブラジャーを着けると、バストの形が整います。乳頭の位置が下がって二等辺三角形にならないように注意してください。毎日ていねいにブラジャーを着けるだけで、少しずつ美乳に近づいていけますよ」

また、バスト専用の高価な美容クリームを使わなくても、顔用の美容液などで優しくマッサージをすると、同様の美乳・育乳効果が期待できると話す谷村さん。ただし、加齢や急激なダイエットによってバストの上部にできたしわやたるみは、特別な施術を受けないと改善が難しいといいます。

サロンには、同窓会や温泉旅行などをきっかけに、子育てや仕事に追われて諦めていたバストケアを始める60代以上のお客様も多く訪れるそうです。年齢を重ねても美乳を維持し、自信に満ちた輝くような毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。