丸山
編集長の丸山です。商業ディレクターの宮本健さんが立ち上げたプロジェクトの現場を訪問しました。宮本さんは大手外食企業で数々の人気店を立ち上げた、飲食業界では名を知られたプロデューサーの1人。「新しいプロジェクトを立ち上げたので、ぜひ現場を見に来てください」とお誘いをいただき、神奈川県内の某所にある秘密工場(?)へと赴きました。
「健康365」の2022年10月号でインタビュー記事を掲載した宮本さんは、体調不良によって一時期は生死の境をさまよった経験をお持ちの方。
絶望的な気持ちで過ごしていた時に訪れたフィリピン・ミンダナオ島の滋味あふれるフルーツに衝撃を受け、以後のライフワークとなっています。雑誌やテレビの情報番組で紹介される機会が多い人気フルーツサンド店「ハピマルフルーツ」も、宮本さんが手がけたブランドです。
現在、宮本さんが取り組んでいるのが、活きたフルーツの調和を楽しめるフルーツピューレの普及です。圧倒的な旨さを生み出すために、宮本さん流のノウハウには多くのこだわりがあります。使うフルーツが新鮮であることはもちろんですが、種類によっては少し寝かせて絞汁のタイミングをギリギリまで見極めることがポイントなのだとか。今回の訪問は取材ではありませんが、「1つひとつのフルーツの個性を最大限に引き出しながら、1つの味にまとめるのが僕の仕事。例えるならオーケストラの指揮者ですね!」と語る宮本さんの熱量は、記事にしたくなるほど圧倒されるものでした。
現在の秘密工場はまだ小さなスペースながら、宮本さんから今後の展開プランを聞くうちに、自分も工場長になった気分でワクワクしてきた私。おみやげにいただいたフルーツピューレ(写真)の味は「ウマイ!」のひと言!テレビの食レポでレポーターの方が「言葉にできないおいしさです!」と表現する気持ちがよく分かりましたが、あえて言うなら、1つのフルーツピューレとしての旨さを楽しみつつ、それぞれのフルーツの個性もしっかり楽しめる…といった具合でしょうか。いただいたご縁を大切にするためにも、宮本さんのチャレンジを応援していきたいと思います。
宮本健さんのプロジェクト