門司港のオーラルエステサロンで「ムコシアマッサージ」を体験！

オーラルエステ きゃんどるしゃわー 歯科衛生士　帆足 綾希子さん

1889年（明治22年）に開港した門司港は、日本を代表する貿易港として栄えました。街には当時の最先端の建築技術で建てられた財閥や商社のビルが数多く立ち並び、繁華街も含めて隆盛を極めました。往時をしのばせる建築物として、いまも門司港のシンボルになっているのが街の中心となっている門司港駅です。大正3年に完成した門司港駅は、ネオ・ルネッサンス様式の駅舎で、国の指定重要文化財に指定されています。現在、現役の駅舎で国の指定重要文化財になっているのは、東京駅と門司港駅の2つだけです。

門司港駅から徒歩2分。雑貨ショップが集まる新海運ビルの二階にあるのが「オーラルエステ　きゃんどるしゃわー」。こじんまりとしたスペースながらも、門司港の癒しスポットとして人気を集めています。サロンを経営するのは歯科衛生士・管理栄養士の帆足綾希子さん。「門司港の街が大好き」と、門司港愛に満ちた帆足さんに、サロンの特徴を紹介していただきました。

「オーラルエステは、表情筋や歯肉のマッサージといった口腔内のケアをすることで全身の健康維持に役立てるエステです。オーラルエステは下関市にある帆足歯科医院で数年前から行っていましたが、大好きな門司港の街でお店を持ちたいという希望があり、サロンを開きました」

関門海峡を隔てた門司港の対岸にあるのが山口県下関市。市内にある帆足歯科医院は、ご主人が院長を務めています。帆足さんはサロンの予約状況に合わせて関門海峡を結ぶ連絡船を使って門司港に渡り、お客さんの施術をしているそうです。

「サロンにいらっしゃるお客様は若い女性が多いと思われがちですが、仕事帰りに立ち寄られる男性のお客様も多いんです。世代も幅広く、ご高齢者の方にも喜んでいただいています」

お客さんを施術する中で帆足さんが感じているのは、ストレスを感じている人が多いということ。顔や口内に触れるとよく分かるそうです。

「ストレスが多い方は無意識のうちに歯を食いしばるので、表情筋が固くなっていることが多いんです。強いマッサージは筋肉の過緊張を招いてしまうので、ユーカリやラベンダーのアロマオイルを使った優しいマッサージで筋肉をゆるめていきます」

口内の歯肉マッサージは、口の中にあるツボの中からお客さんの症状や体調に合わせたツボを刺激していくのだとか。

「歯肉マッサージは専用のジェルを使って優しくツボを刺激します。時間は十分程度のマッサージですが、リラックス効果があるので、施術の途中で寝てしまうお客様も多いんです」

寝てしまうほど気持ちいいマッサージと聞いて、編集長の丸山も興味津々！早速、帆足さんにオーラルケアをしてもらうことにしました。

「ストレスや疲労がたまっていると首や肩が凝るように、歯肉もガチガチに硬くなりやすいのですが、丸山さんは特に問題なさそうですよ」

と、天使のような優しい声で語りかける帆足さん。

この日に帆足さんが使った歯肉マッサージ用のクリームは、シアバターにレモングラスを配合した口腔ケア用のクリーム「ムコシア」です。

「私はアロマオイルの中でも、特にレモングラスの香りが好きなんです。口腔ケア用のクリームとして開発されたムコシアは、ほんのりとレモングラスの香りがして癒し効果を高めてくれます。高品質のシアバターとレモングラスのみで作られているシンプルなところもいいですね」

帆足さんはお客さんの症状や要望を聞きながら、最もリラックス効果を引き出すアロマの選択をしているのだそうです。

もう1つ、帆足さんの施術の特長に、リンパケアがあります。カリスマ的な歯科医師としてメディアに登場することも多い佐藤青児医師が開発した、さとう式リンパケア公認インストラクターでもあるのです。

「リンパマッサージは、全身の健康効果が期待できる施術の1つです。2016年の歯科衛生士学会では、リンパマッサージによって唾液の分泌量が増えるという内容の発表もさせていただきました」

門司港は“門司港レトロ”と称されるように、歴史が作り出した独自の街並みが特徴で、海外からも多くの観光客が訪れています。帆足さんは門司港の街でイベントやお祭りが開かれるときは、イベント会場でオーラルエステをすることもあるそうです。

「門司港の街に来られたときは、ぜひ、きゃんどるしゃわーにお立ち寄りください。ご要望に応じたメニューをご用意してお待ちしております」