太田接骨院院長、柔道整復師 太田 慶造
自宅でできる［太田式 セルフ整復］
股関節は骨格の中心に位置し、ひざや腰の痛みに関与する大切な関節です。股関節やひざ、腰の痛みのほとんどは股関節の軸（骨軸）のゆがみが原因といっても過言ではありません。今回は、いくつかある骨軸整復から「骨盤の傾き」と「大腿骨のねじれ」を矯正する方法をご紹介します。
骨軸整復を行うと、しばらくの間は股関節のゆがみが矯正されますが、しだいに日頃の姿勢の癖（あぐら・横座り・トンビ座り・ネコ背など）や、運動・筋力・栄養の不足、足に合わない履物などの影響で元の状態に戻ってしまうことがあります。股関節やひざ関節の変形性関節症の改善は「癖との闘い」です。セルフ整復はタイプに応じて1日に2～3回根気よく続けることをおすすめします。
保存療法には限界がありますが、変形性股関節症を予防・改善するためには早い年齢でねじれ（O脚・X脚など）に気づき、継続的に姿勢の矯正に努めることが大切です。正しい姿勢と理にかなった運動は、骨格を長く健全に保ってくれます。「気づき・改善・継続」が［太田式セルフ整復］のモットーです。
股関節の軸を矯正する［骨軸整復］
