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母と子の命をつなぐプラセンタで 日高の命も次の世代につなげたい

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髙村牧場 髙村 洋子さん

[たかむら・ようこ]——豊富な生産者としての経験と実績のもと、一貫してサラブレッドの生産にたずさわる日高の〝馬女まじょ〝。地域産業振興をテーマに幅広い活動を展開。

私は日高(様似さまに町)という土地に生まれ、育ち、嫁ぎ、生命いのちにかかわる仕事をしてきました。

日高地区にあるサラブレッド牧場の多くは、家族だけで経営しています。45年間で約500頭のサラブレッドを生産した髙村牧場も現在は夫と2人で経営し、8頭の繁殖馬とその仔馬こうまたちの命を育んでいます。

髙村牧場の敷地は約25㌶あります。札幌ドーム5個分もある広い牧場を、夫と2人で管理しています。サラブレッドの生産現場に休みはありません。

牧場で生まれた仔馬は翌年になるとり市に出します。そのため、しつけは人間とまったく同じで教育そのもの。優しさ・かわいさだけでは強いアスリートは育たないのです。これから出会うオーナーさんに自信を持って提供できるように、えさ(食事)や健康状態はもちろん、精神面(メンタル)も鍛えながら、仔馬を育成しています。24歳で髙村牧場に嫁いでから40年、私はサラブレッドの生産者としてプロフェッショナルであることを心がけてまいりました。

常に欠かせない作業にサラブレッドへのブラッシングがあります。ブラッシングは、清潔な皮膚を保つことや細胞活性のみならず、ストレスの解消や繊細な動物であるサラブレッドとの大切なコミュニケーションタイムでもあります。体調の変化、特に小さなケガを見逃さないための重要な作業です。

大規模な牧場はサラブレッドの餌に便利なペレットを使うことが多いのですが、髙村牧場は違います。吟味した燕麦えんばく、トウモロコシ、大豆だいずなどを、その日の馬の体調に合わせて配合し、愛情も与えるようにしています。

日高の多くの牧場は、私と同じように一頭一頭ていねいに、細心の注意を払ってサラブレッドを育てています。それでも日高では牧場の閉鎖が続いています。生産コストがかかるうえに生産者の高齢化が主な要因です。

先人たちから受け継いだ数々の歴史と伝統ある日高のサラブレッド産業を次世代につなげたい——考え抜いて出した結論が「女性の視点で日高に笑顔と彩りをもたらすこと」でした。

サラブレッドの生産にかかわる仕事の半分以上は、私たち女性が担っています。そこで私は、「日陰の存在でありつづけた女性の発想やアイデアが、いまこそ必要ではないか。大切に、ていねいに育てられている日高のサラブレッドの胎盤ならば、高品質なプラセンタの美容液ができるはず。世の中の多くの女性に実感して喜んでいただきながら、日高の活性化につなげられるのではないか。サラブレッドの生産現場に笑顔と彩りが生まれれば、牧場経営に対する若い世代の見方が変わるかもしれない」と思ったのです。

おかげさまで、5頭のサラブレッドの胎盤を使って、高品質のプラセンタ美容液を作ることができました。美容液の名前は『VIVA LADY(ビバ レディ・美馬女)』。サラブレッドの美しさと、サラブレッドの生産にたずさわる女性たちを「美馬」と表現し、イタリア語で「万歳」を意味する「VIVA」を合わせています。日高の宝であるサラブレッドを地域振興につなげたいという願いも込めています。

母と子の命をつなぐ胎盤を使って、日高の命も次世代につなげたいと思っています。

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