プレゼント

細菌やウイルス、ガンや難病に有効な「ハサル液」とは?

がん治療の進化を目撃せよ!

日本先進医療臨床研究会理事長 小林 平大央

氷山底層水から生まれた強酸性と強アルカリ性のイオンミネラル水

小林平大央
[こばやし・ひでお]——東京都八王子市出身。幼少期に膠原病を患い、闘病中に腎臓疾患や肺疾患など、さまざまな病態を併発。7回の長期入院と3度死にかけた闘病体験を持つ。現在は健常者とほぼ変わらない寛解状態を維持し、その長い闘病体験と多くの医師・治療家・研究者との交流から得た予防医療・先進医療・統合医療に関する知識と情報を日本中の医師と患者に提供する会を主宰。一般社団法人日本先進医療臨床研究会理事長(臨床研究事業)、エポックメイキング医療研究会発起人代表(統合医療の普及推進)などの分野で活動中。

「ハサル液」というイオンミネラル水をご存じでしょうか。太平洋の水深約2000㍍以上のかなりの部分は、南極を起源とする氷山から溶け出した「氷山底層水」と呼ばれる低温の水で占められています。南極の氷河形成によって作られた高塩分・高密度水である氷山底層水は南極の底層へと沈み込み、海底の地形に沿って低緯度へと進みます。氷山底層水は深海で非常に強い流れを作り出して北上し、チリ沖、ペルー沖からガラパゴス沖、ハワイ沖を通り、日本の富士ふじ火山帯の最南端あたりで上昇していきます。氷山底層水を特殊な技術で取水し、化学的な処理をいっさい行わずに自然な状態のまま酸とアルカリの水に分離したのが、ハサル液です。

ハサル液には驚くべき特徴がいくつもありますが、まず驚くのはその酸とアルカリの度合いです。塩酸や硫酸よりも強い㏗0.5未満という強酸と、㏗13.5以上の非常に強いアルカリにもかかわらず、肌に触れてもやけどなどをせず、飲んでも問題ないのです。

ハサル液には酸性水とアルカリ水がありますが、酸性水もアルカリ水も90種類以上のミネラルを含有していて人間の体液に近いバランスのため、強力な生体エネルギーを持っていると推察されています。また、ハサル液の水分子の構造は20億年前の海水の水素結合構造とよく似た165~180度という理想の結合角度を保持し、人間や動物などの生物の体液の水素結合構造とよく似ており、その働きも似ているため、太古に海中で生命の誕生に寄与した水だと考えられています。そして、この水素結合構造は、分子が細かく切れやすいため、体内や細胞内への高い浸透性を持っています。つまり、さまざまな組織への吸収性と反応性が高いのです。

氷山底層水は海底の非常に深いところを流れており、有機物が極端に少なく、微生物や病原菌が存在できない環境下にあります。また、太陽の光が届かないため、氷山底層水は低温で非常に安定した状態です。そして、水深約2000㍍以上という超高圧下を流れており、高圧で熟成されたエネルギーを秘めています。

ちなみに、ハサル液の「ハサル」という名称は強酸性と強アルカリを英語で表現した「High Acid Special Alkali Liquid」の頭文字を取ったもので「HASAL」と表記します。

通常の電気分解方式で生成された酸性水やアルカリ水は時間の経過によって中性に近くなってしまいますが、ハサル液は時間がたってもまったく物性が変化せず、そのままの状態を保ちます。そして、ハサル液の特徴的な作用である酸性とアルカリ性による殺菌作用、消臭作用、浸透・抽出作用、鮮度保持作用、化学物質分解作用、腐敗防止作用はとても強力です。また、有機物などに触れても性質や㏗に変化がないため、有機物が多い濁った汚水を処理する場合などでも環境に影響されずに高い殺菌性能を保ったまま作用するという利点があります。

まずハサル液酸性水ですが、こちらは細菌や傷に対して非常に効果的であることが分かっています。例えば、グラム陰性菌など、抗生物質に対して耐性を発揮する細菌に対しても非常に早く高い殺菌効果を及ぼすことが実験で確かめられています。また、金属アレルギーやちつ疾患など、細菌が働く疾患には、ハサル液酸性水が非常に効果的です。

一方、これまでの症例からウイルスややけどにはハサル液アルカリ水が非常に効果的であることが分かっています。また、ハサル液アルカリ水はアレルギー性皮膚疾患やアトピー性皮膚炎せいひふえんにも効果的です。さらに、新型コロナウイルスだけではなく、インフルエンザウイルスや一般的な風邪かぜである旧型コロナウイルスに対しても非常に効果があることが明らかになっています。

実は、ウイルスがアルカリに弱いことは世界中の化学者にはすでに知られた事実です。ウイルスの周囲の環境が㏗8.5以上のアルカリになると、ほとんどすべてのウイルスは活性化できないことが世界中の論文で発表されているのです。

また、強アルカリのハサル液は、痛みに対しても非常に高い効果を発揮します。50㍉㍑の水に対してハサル液一スポイト(1㍉㍑)を添加したハサル液50倍希釈液を肌などの痛む部分に塗布とふすると、その部分の痛みが引くことが確かめられています。

そして、アルカリといえば、ガンです。ガン細胞は周囲の状況を酸性に保つことで増殖や細胞分裂を繰り返していることが知られています。そのため、アルカリ食品を多くとって体をできるだけアルカリ性の傾向に保つことがガンの増殖を抑えるアルカリ食療法として統合医療を行う医師らに推奨されています。

アルカリ食療法では、尿の㏗を8以上のアルカリ性に保つことを目標とすることが推奨されています。そして、こうした体のアルカリ化に対しても、強アルカリのハサル液を飲用することが有効です。

500㍉㍑の水に対して、ハサル液一スポイト(1㍉㍑)を添加したハサル液500倍希釈液をペットボトルなどで持ち歩いて、1日1本以上飲むことによって体をアルカリに傾けることができます。尿の㏗を測ると、通常は酸性を示す尿がわりと早い時期から中性またはアルカリ性になっていることが確認できます。

今後、日本先進医療臨床研究会では、ハサル液を使って細菌やウイルスへの対処治療をはじめ、さまざまな疾患に対しての症例積み上げ研究を行っていこうと考えています。本研究にご興味のある医師・歯科医師、患者の方はぜひ当会までご連絡ください。