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炭酸博士が解説!「炭酸水を飲んで心身の健康を図りましょう」

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国際医療福祉大学教授 前田 眞治さん

炭酸水には心と体の健康促進効果が期待できると科学的な研究で解明

[まえだ・まさはる]——1974年、北里大学医学部卒業後、同大学院修了。医師・医学博士。神奈川県総合リハビリテーションセンター七沢病院、北里大学医学部神経内科学専任講師、同大学医療衛生学部リハビリテーション学科助教授、北里大学東病院リハビリテーション科科長を経て、2005年から現職。専門はリハビリテーション医学全般、高次脳機能障害学、温熱医学。

皆さんは普段、どのようなシーンで炭酸水を飲んでいますか? 目覚めの一杯に始まって、スポーツや仕事中の水分補給、夜は炭酸水でサワーやハイボールを作って飲んだり、料理の味を引き立てる隠し素材として使ったりする人も増えています。

どのようなシーンで楽しんでも、炭酸水の大きな魅力は「爽快なのどごし」。実は、炭酸水によって得られる爽快感には、科学的な根拠のあることが分かっています。さらに近年の研究によって、炭酸水には優れた健康効果が期待できることも分かってきているのです。心身ともに健康的になれる炭酸水の魅力について“炭酸博士”として知られる国際福祉医療大学の前田眞治先生にお話を伺いました。

「炭酸水を飲んだときに多くの人が感じるのが爽快感です。炭酸水によって得られる爽快感は、三叉神経への刺激が脳に快感として伝わって起こることが、科学的な見地から解明されています。そこで私たちの研究グループでは、炭酸水を飲むことで、実際にどのような快感が得られるのかを実験しました」

前田先生の研究グループは、9人の対象者(男性4人、女性5人。平均年齢21歳)に炭酸水と水道水を100㍉㍑ずつ飲んでもらった後、5分間の脳波を測定して変化を調べました。

「ひと言で脳波といっても、複数の種類があります。専門的な話になりますが、脳波には以下の種類があり、体調や心理状態によって変化が現れます。緊張度の高い順に脳波を挙げてみましょう」

ベータ波(非常に緊張したときに出る)
ファストアルファ波(緊張した意識のときに出る)
ミッドアルファ波(リラックスした意識が集中したときに出る)
スローアルファ波(無念・夢想の意識のときに出る)
シータ波(浅い睡眠時に出る)
デルタ波(深い睡眠時に出る)

9人の被験者には、冷たい炭酸水と常温の炭酸水をそれぞれ飲んでもらいました。

「その結果、水道水と比べて、冷たい炭酸水を飲んだ後はファストアルファ波とミッドアルファ波の割合が増えていました。つまり、冷たい炭酸水を飲むことで、緊張感とリラックスした意識が得られることが分かりました。炭酸水を飲んだときの爽快感は、シャキッとしたある種の緊張感によるものと考えられます」

前田先生によると、常温の炭酸水を飲んだときの脳波は、水道水と比べて緊張感と不快感が増していたそうです。ぬるい炭酸水をおいしく感じないことが多いのは、脳波の研究からも証明されたといえそうです。

炭酸水の効果は、爽快感だけにとどまりません。心身に対する効果のうち、体への働きについても、前田先生に解説していただきましょう。

「炭酸水には血管を拡張する性質があります。温泉やスーパー銭湯で炭酸浴に入ると、炭酸温水に触れている皮膚が紅潮してくるのが分かります。これは、炭酸水によって血管が拡張しているからです」

炭酸水を取り入れたライフスタイルで健康生活!

では、実際に炭酸水を飲むことで、どのような健康効果が期待できるのでしょうか。

「飲んだ炭酸水が胃や腸といった消化管に入ると、胃腸の粘膜の血管が拡張します。その結果、胃腸の動きが活発になるため、食欲の増進効果が生まれると考えられます」

食前に炭酸水のみならず、ビールやシャンパンといった発砲するお酒を飲む習慣がある人がいらっしゃるかもしれません。前田先生によると、食前に炭酸が含まれる水やお酒を飲んで食欲を増進させると、食事をおいしくいただけるようになるとのこと。また、食欲増進とは反対に、ダイエットを試みているときも、炭酸水を飲むことがおすすめだそうです。

「ダイエットを試みている方は、ノンカロリーの炭酸水を食前に300~500㍉㍑と多めに飲むといいでしょう。炭酸水から出る炭酸ガスによって胃が膨れて脳内の満腹中枢を刺激するため、食欲を自然に低下させることができます。ただし、ダイエットをする際は栄養不足にならないよう、決して無理をしてはいけません」

正しいダイエットには、食べることはもちろん、体にとって不要になった老廃物を体から出すことも大切です。炭酸水には、その効果も期待できると前田先生は話します。

「炭酸水の血管拡張作用によって胃腸の動きが活発になると、食欲の増進だけでなく、排便も促されます。腸の活動が刺激されるため、快便につながるのです。健康の維持には、適切な食事はもちろん、老廃物をきちんと出すことも大切です。炭酸水にはいわゆるデトックス作用も期待できるのです」

前田先生によると、先に挙げた炭酸水のリラックス効果も、消化器の機能促進に関係しているとのこと。その理由を前田先生が解説します。

「私たちの体には、意志とは関係なく働く自律神経という神経があります。呼吸や体温調節、発汗など、自分で意識しなくても臓器や器官が動いているのは、自律神経の働きによるものです。自律神経には活動的な交感神経と休息時に優位になる副交感神経があり、全身の臓器や器官と密接な関係があります。胃腸の活動と関わっているのは、自律神経のうちの副交感神経です。炭酸水を飲むことで胃腸の蠕動運動が活発になるのは、炭酸水のリラックス作用によって副交感神経が優位になり、食べ物の消化が促進されるからと考えられます。最近は炭酸水で割るための各種フレーバーが市販されています。アイデア次第で炭酸水を楽しんで胃腸の調子を整えるといいでしょう。私自身は、甘酒や乳酸菌飲料を炭酸水で割って楽しんでいます」

血管の拡張・胃腸の機能向上・デトックス作用・リラックス効果といった、心身の健康維持に欠かせない要素を促進する炭酸水の力。爽快感のほかにも、こんなに多くの健康効果が期待できるのです。

炭酸水メーカーのトップブランドが地球環境保護のメッセージを発信中!

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