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日本人の多様性=和方(わほう)の力に感銘!

丸山

健康365』には、「ニッポンを元気に!情熱人列伝」という連載ページがあります。その名のとおり、医療・健康・福祉などの分野で情熱を持って取り組んでいる人たちを紹介する人気ページです。12/16発売号では、和方医学研究所代表の村田克彦さんを取材するため、愛知県知多郡にある阿久比駅で下車しました。

村田さんは長年、漢方生薬の製薬会社で貿易や営業業務に携わった後、2017年に独立。現在は高品質の生薬を独自に配合したオンリーワンのサプリメントを研究開発しています。効果効能の表現は憚られますが、村田さんのもとには、多くの喜びの声が届いているそうです。

村田さんが経営する研究所の名前にも盛り込んでいる「和方」とは、「日本で生まれ、培われてきた」という概念。村田さんはその概念に加えて、日本ならではの「和える(あえる)」という概念も加えて商品開発に取り組んでいます。「和える」を辞書で引くと、多くは「他と合わせること」と定義されています。村田さんは、日本人ならではの「他と合わせる文化」を医療に生かしたいという情熱を持っているのです。

名古屋駅の新幹線ホームにある「住よし」さんで、以前から食べたかった「みそきしめん」をいただきました。おいしかった~!

確かに、現在はインバウンドで多くの外国人が日本を訪れて観光を楽しんでいますが、その魅力の一つが、日本における食の多様性。インド発祥のカレー、中国発祥のラーメンなどを日本ならではの食文化に昇華させ、本場並みもしくはそれ以上のおいしさを提供しています。明治時代に考案された「あんぱん」も、和のあんと洋のパンを合わせた「和える」発想そのもの。今では日本が誇るジャパニーズブレッド(?)の代名詞の一つですよね。

2024年の年末が近づいていますが、12月24日にクリスマスイブのイベントを楽しみ、

1週間後の大みそかにはお寺で除夜の鐘をつき、翌日には神社で初詣に出かける…このような光景も、日本人の多様性ならではなのかもしれません。

村田さんが手がける「和方」の商品は、現在は小さな規模ながらもその期待できる効果から、大きな支持を得はじめています。その根底にあるのが、日本人ならではの「和える」発想であることに、大きな感銘と喜びを覚えた取材になりました。