朝倉優
『健康365』編集部の朝倉優です。
「つれづれ365 編集部ぶろぐ」にアクセスしていただき、誠にありがとうございます。
月刊誌『健康365』は、“体、脳、心が若返る人生応援マガジン”をコンセプトとした、全国の書店で販売されている健康情報誌です。
今回はご縁があり、江崎グリコ「タンサ(短鎖)脂肪酸」プロジェクト発表会・セミナーに参加してきた感想です。
「タンサ(短鎖)脂肪酸」という言葉を普及させたい
「タンサ(短鎖)脂肪酸」という言葉を普及させたい。
そのために江崎グリコという誰でも知っている大企業があらゆる形で言葉を一般化させるといいます。
専門用語を多くの人に浸透させるのは至難の業なので、おそらく数年がかりの大プロジェクトだと推測できます。
ちなみに、皆さんは「タンサ(短鎖)脂肪酸」をご存じでしょうか?
あまり耳なじみがないですよね。
健康雑誌の編集者である私も、恥ずかしながら言葉を知っている程度です。
短鎖脂肪酸の定義や種類は調べないと不安なくらい記憶があいまいなのが実情なことを踏まえると、健康に興味のないサラリーマンや若い世代には「何それ、おいしいの?」という認知度な気がします。
「タンサ(短鎖)脂肪酸」は大腸内の細菌が食物繊維などをエサにして作る酸(有機酸)のことです。いくつか種類があり、お酢に含まれる「酢酸」や「プロピオン酸」、「酪酸」などがあります。「タンサ(短鎖)脂肪酸」は、抗肥満作用や食欲抑制作用、整腸作用、悪玉菌の抑制作用、免疫力向上作用などが研究で確認されています。
「タンサ(短鎖)脂肪酸」をカタカタにしている理由とは?
個人的に興味深かったのは、江崎グリコに所属するブランドマネージャーの方が「短鎖脂肪酸」の「短鎖」をカタカナでブランディングしていくと話されていた点です。
漢字から「タンサ」というカタカナに変える理由として、「短鎖脂肪酸」という文字面はどこか怖いという一般の声が多数寄せられたからといいます。
私の場合、普段から「脊柱管狭窄症」「変形性膝関節症」など漢字が五文字以上も続く言葉を見ているので違和感を覚えなかったんです。
一般の人の感覚から外れていることに気づかされました。
いわれてみれば、画数の多い感じが並んでいると圧迫感があるし、そもそも正しく読めているのか不安になります。
医学情報を分かりやすく読者に伝える役目として、改めて意識しないと読者を置いてけぼりにする記事を作ってしまう危険性があると思いました。
反省です。
良好な腸内環境と食物繊維で「タンサ(短鎖)脂肪酸」は作られる
話は戻り、「タンサ(短鎖)脂肪酸」は良好な腸内環境と食物繊維によって作られます。
江崎グリコは推奨するのは、いろんな腸内細菌がいる中でも「ビフィズス菌BifiX」です。
江崎グリコが保有する約1万株の菌株コレクションの中から見つけ出した、至極の菌といえます。
「ビフィズス菌BifiX」を取りながら、海藻類や野菜類に含まれる水溶性の食物繊維を食べると「タンサ(短鎖)脂肪酸」が作られやすくなります。
私自身、非常に勉強になったのは「食物繊維」を取る意義でした。
便通が良くなったり、老廃物を吸着したりすることは理解していましたが、腸内細菌のエサになって「タンサ(短鎖)脂肪酸」を出すということまでは知りませんでした。
「タンサ(短鎖)脂肪酸」の役割はここ数年の研究によって分かりはじめたことのようで、常に情報のアンテナを張っていないといけないなと痛感しました。
私たちが思っているよりも、腸内環境は大切なのだろうとセミナーに参加して思いました。
3秒まとめ
「タンサ(短鎖)脂肪酸」で健康になろう!
最後に
「ビフィズス菌BifiX」は江崎グリコしか持っていない菌株です。
そのため、以下のヨーグルトを普段から食べることをおすすめします。
また、食物繊維は普段から野菜をしっかりとっていれば問題ありません。
ただ、野菜不足が心配な人は、「わかめ」や「寒天」をみそ汁など汁物に加えることで手軽に食物繊維を補えるのでおすすめです。