糖尿病家系の創業者が開発!話題の健康生活サポートアプリ

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H2株式会社 宮田 亘造さん

コロナ禍以降、外出を控えて家の中で過ごす習慣がついた人は多いはず。おこもり生活で気をつけたいのが運動不足と不規則な食生活。いつの間にか血圧や血糖値が上昇して、生活習慣病と診断されることは避けたいものです。簡単な操作で健康管理ができるアプリが中高年世代の間で話題となっています。

コロナ禍の運動不足は高血圧や糖尿病などの生活習慣病を招く原因

H2株式会社 宮田亘造さん

コロナ禍の自粛期間が続く中、運動不足に悩む人が増えています。

スポーツ庁が発表した「2020年度の体力・運動能力調査の結果(速報値)」によると、中高生から高齢者までの年齢層で体力テストの結果を点数化したところ、幅広い世代で体力の低下が顕著であることが分かりました。この背景には、新型コロナウイルスの感染予防を目的とした自粛生活が続き、運動をする機会が減ったことが影響しているとされています。

そのような時事的な背景の中、多くの企業が自粛生活に伴う健康問題の解決を図るサービスを展開しています。話題の健康管理アプリ「シンクヘルス」を開発・運営するH2株式会社の宮田亘造さんにお話を伺いました。

「運動不足がもたらすのは、体力の低下だけではありません。運動不足になると消費エネルギーが減少するので、肥満になりやすくなります。その結果、高血圧や糖尿病、脂質異常、動脈硬化といった生活習慣病を招く危険度が高くなるのです」

血糖値など健康に関するデータを記録。過去との数値の変化が簡単に確認できる

生活習慣病については、『365カレッジ』を見ている方ならすでにご存じかもしれません。高血圧になると常に血管に負担がかかり、血管の内壁が傷ついたり、柔軟性がなくなって硬くなったりして、動脈硬化を起こしやすくなります。その状態を放置していると、血管の老化が進行して脳卒中や心疾患といった重大な病気を引き起こしてしまうこともあるのです。宮田さんは高血圧のみならず、糖尿病の怖さも指摘します。

「自分が気づかないうちに糖尿病になり、高血糖の状態が続くことで危険なのは糖尿病の合併症です。失明原因の一つである糖尿病網膜症、透析療法の原因の第一位である糖尿病性腎症、手足のしびれや下肢の壊疽などが心配な糖尿病神経障害は、糖尿病の三大合併症と呼ばれています」

生活習慣病を予防するには、日頃から運動や食生活に気をつけ、体重や血圧といった数値をできるだけ基準値内に維持することが大切です。また、血糖値については、健康診断などで数値をチェックしたり、気になる方は一度、医療機関へ相談に行ったりするのもいいでしょう。

「健康に対する意識を高めても、続けることは簡単ではありません。そこで私たちは、体重や血圧、血糖値などを記録することで健康意識の維持につなげる提案をしています。楽しみながら毎日自分の健康データを記録するだけで、短期的にも長期的にも自分の健康状態が把握しやすくなります。記録されたデータを見ることで、『体重がちょっと増えたから明日は食事に気をつけよう』などといった、生活習慣を意識して変えることもできます」

世界中で使われている健康生活サポートアプリで生活習慣病を防ごう

シンクヘルスには継続するための機能が充実している

体重や血圧、血糖値といったデータを手書きでノートに記録するのは大変です。そこで活用したいのが、自分の健康情報を記録できるアプリです。宮田さんは自社で開発した「シンクヘルス」の特長をこう話します。

「シンクヘルスは、世界で70万人、日本国内だけでも19万人が利用している健康生活サポートアプリです。シンクヘルスは、血糖値、血圧、体重、日常生活(食事・運動・薬・気分)などのデータはもちろん、メモや画像も簡単に記録できます。

シンクヘルスに対応するBluetoothやNFC対応の測定器と同期すれば、一度に複数のデータを簡単に記録できます。また、血糖値や血圧、体重の数値が変動した原因がメッセージのように表示されるので、視覚的にも分かりやすいのです」

実際にシンクヘルスを起動してみると、最近の血糖値や血圧、体重が表示されます。データはシンプルなグラフと表で表示されるため、自分の目標範囲内であるかどうかが一目瞭然。気づいたときに数値の変化を確認できるので、健康への意識が自然と高まるのです。

さまざまな人・物と“つながる”ことで健康生活を実現

「シンクヘルスを使うことで健康への意識が高まった」という声が多く集まっている

現在、世界中の人が活用しているシンクヘルスですが、宮田さんによると、糖尿病の患者さんの利用者が多い傾向があるそうです。その理由は、シンクヘルス社の創業者であるエド・デン社長のご家庭にありました。

「弊社代表のエドは糖尿病家系の家に生まれ、祖父母の全員が糖尿病です。一人の祖母を除き他界しています。現在も存命中の祖母は、血糖値の記録をこまめにつけながら食事に注意し、記録を医師と共有することを習慣化しています。それぞれの数値の状態に合わせた適切な治療が受けることで、糖尿病の合併症を発症せずに健康を維持しています」

エド社長は、「祖母のような自己管理を誰もが続けられるように」という思いを胸に起業し、健康管理アプリのシンクヘルスを開発。そのような背景から、シンクヘルスには糖尿病に関する悩みを解決できる多くのサービスが盛り込まれています。

その一つが、入力したデータから最適なアドバイスや健康にまつわるコンテンツなどを受け取る機能です。まるで執事のように自分に寄り添ってくれるような感覚で利用でき、孤独を感じることなく糖尿病と向き合うことができると評判を呼んでいます。

さらにシンクヘルスには家族や友人、ユーザー同士のみならず、医療従事者と連携できる機能もあります。連携した相手とデータの共有や、メッセージを送り合うことも可能です。血圧や血糖値といった記録をPDFやエクセル形式のレポートで作成できる機能は、医療機関でのスムーズな受診に大いに役立つとユーザーから評判を呼んでいます。

ちなみに、「シンクヘルス」は「つながる(Sync)」と「 健康(Health)」を組み合わせたオリジナルの造語です。測定器やデバイスとつながることで測定値や日常生活の記録を支援するだけでなく、データを家族や友人、医療者などと共有してつながることがコンセプト。この二つのつながりによって、私たちの健康生活をサポートしてくれる注目のアプリです。