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低糖質×低カロリーのユニーク代替米「ナスライス」でおいしくダイエット!

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株式会社ワイヤーオレンジ代表取締役 原田 剛さん

ナスを使った新食感の代替米でみずから11.5キロのダイエットに成功!

[はらだ・たけし]——徳島県生まれ。大学卒業後、地元のタウン誌出版社・株式会社あわわ入社。編集長時代は地域おこしの一環として「徳島ラーメン」のブランディングに成功。独立後、地域密着型の育児雑誌『ワイヤーママ』を創刊し、全国9都市にフランチャイズ展開。出産祝いのギフトやアプリ開発など、出版以外の活動でも注目を集める。2014年、自叙伝的絵本『小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。』を出版し、地上波の全国放送でも話題となる。2019年、「スダチ」のハンドルネームでインスタグラムに投稿した超短編小説が注目され、『三円小説』として出版。

夏を控えて、最新のファッションカタログを見ながら今年の水着選びを楽しんでいる人は多いことでしょう。その一方で、「ボディラインが気になる…」と、お悩みの方はいませんか?

「おいしく、らくにカロリー制限をしたい!」という希望をお持ちの方を中心に、徳島県産の「ナス」をお米に見立てた「ナスライス」が話題を集めています。ナスライスを開発した、株式会社ワイヤーオレンジの代表を務める原田剛さんにお話を伺いました。

「私が開発したナスライスは、皮をむいた白ナスの果肉を細かく切ってスチームした後、特殊な冷凍技術で一気にフリーズ化させた冷凍食品です。お米と同じように調理して食べていただく、新しい代替米として提案しています」

野菜のナスがお米の代わりに?カロリーを抑えた代替米としは、こんにゃくを使ったこんにゃく米が知られていますが、ナスがお米の代わりになるとは驚きです。ナスライスが生まれた背景には、どのような物語があったのでしょうか。

「私の地元・徳島県は1993~2006年まで、14年連続で糖尿病死亡率が全国ワースト1位という不名誉な記録を続けていました。その後、いったんワースト1位から外れたものの、2017年と2019年には再びワースト1位になってしまったんです」

ナスライス

現在、糖尿病は国内のみならず、アジアを中心に深刻な問題となっています。絵本作家としても活躍する原田さんは、糖尿病の問題に直面する地元の役に立ちたいと思ったほか、自身が肉体改造を試みたこともきっかけになったと振り返ります。

「コロナ禍と作家という職業柄、もともと58㌔だった体重が70㌔まで増えてしまったんです。そこで、ダイエットのために糖質を抑えた食事を始めました。大好きなカレーを食べるときは、ご飯の代わりにカリフラワーライスを使ってみたのですが、パサパサしていて続けられませんでした。ほとんどの素材が海外産だったこともあり、これで健康的なダイエットができるのだろうかと思ったんです」

原田さん自身がおいしく食べられて、長く続けられるダイエット食材を探し求めた結果、たどり着いたのが「ナス」でした。

カレーとナスライス

「もともとナスは低カロリーで低糖質の野菜として知られています。そして、私の実家がナス農家だったということもあって、ナスという結論にたどり着きました」

8年前に出版した、母親とナスをテーマにした自伝的絵本が大きな話題を集めた原田さん。早速、ナスを使った試作品作りに取り組んだといいます。

「切り方や調理法について何度も試行錯誤を重ねた結果、見た目がご飯そっくりの代替米を作ることができました。見た目だけじゃなく、甘くてトロリとした食感は、もっちりとした日本のお米をイメージさせるので、『これはいける!』と直感しました」

食感のよさだけでなく、代替米としてのナスライスの魅力は、食品分析結果にも現れています。カレーライス用のお米としてナスライスを同量の白米と比べた場合、1名分の摂取カロリーは約10分の1、糖質は約18分の1で済むことが分かったのです。

原田さんが開発した「白衣の茄ー子(ナース)」。凍ったまま電子レンジで5分間加熱すれば、ナスライスのできあがり!

「カロリーや糖質の摂取量を抑えられることは、ダイエットのみならず、糖尿病をはじめとする生活習慣病対策にも最適です。そのほかにも、ナスライスは魚沼産のコシヒカリと比べて、ポリフェノールの含有量が38倍もあることが分かりました」

ポリフェノールは植物が作り出す色素成分の一つで、抗酸化作用をはじめとする機能性があるとされています。ナスライスはダイエットのみならず、アンチエイジングにも効果的と考えられるのです。

ナスライスのダイエット効果について、原田さんはこのように証言します。

ナスライスの製造時に余ったナスの皮はナス茶として利用。お湯を注いでから待つ時間によって、色と味が変わります!

「私自身がナスライスを食べてダイエットを試みた結果、2年間で11・5㌔も健康的に減量することができたんです」

ダイエットに成功したとき、皮をむいたナスの白い果肉が『肥満から救ってくれた看護師さん(ナース)のように見えました』と振り返る原田さん。その想いから、ナスライスを『白衣の茄ー子(ナース)』と命名して商品化したそうです。

「ナスライスのナスは、地元・徳島産のナスを使用しています。調理の際に余ったナスの皮は、紫色がきれいな“ナス茶”として活用しています。愛する地元の徳島県から発信するナスライスを、ぜひ試していただきたいと思います」