プレゼント

ジグソーパズルで答えを予想する〝推論力〟を強化

Dr.朝田のブレインエクササイズ!

メモリークリニックお茶の水理事長 朝田 隆

今月号は、ジグソーパズルに挑戦しましょう。ただし、実際にパズルを組み立てるのではなく、脳内で完成させてみてください。一つひとつのピースに書かれている文字から答えを予想する〝推論〟の力が問われる出題です。

ピースの文字と形状から出題されている地名を予想してパズルを完成させよう

ジグソーパズル

[あさだ・たかし]——筑波大学名誉教授。1982年、東京医科歯科大学医学部卒業。同大学神経科、山梨医科大学精神神経科講師、筑波大学精神神経科学教授などを経て現職。数々の認知症の実態調査に関わった経験をもとに、認知症の前段階からの予防・治療を提案している。著書に『その症状って、本当に認知症?』(法研)など多数。

今回の出題はジグソーパズルです。イラストをご覧ください。ジグソーパズルのピースには文字が記されており、各ピースの太い直線はジグソーパズルの外枠になることを意味します。ピースをすべてつなげると、縦三列、横四行のパズルが完成します。解答となる文字列は、三つの地名です。では、ピースを雑誌から切り取らずに、脳内でパズルを完成させましょう。

今回の問題を解くには、語彙(ごい)(ボキャブラリー)という要素と、ジグソーパズルをうまくはめ込むために必要な視空間認知能力、さらには答えを予想する「推論」と呼ばれる認知機能の力が求められます。実際にパズルを解いていくためには、パズルの形と文字の組み合わせを予想し、可能な組み合わせを選んでいく過程が必要です。

今回の解答は地名ですが、スムーズにたどりつくために必要なポイントは、二つ以上の解答の候補があってもジグソーパズルがうまく作れるように考えていくことです。今回の問題でいえば「オ」と「サ」の二つの文字ですが、さまざまな要素を考慮すると「ここしかない」という位置が見えてきます。

「オ」と「サ」が含まれる地名の候補として、「オカヤマ」や「サイタマ」も挙げられますが、このジグソーパズルでは組み合わせられないので解答から外れます。つまり、①地名という前提、②組み合わせの縦横、③四辺の前提である太い直線という三つのヒントから答えを導き出す〝推論力〟が必要になってくるのです。

答えは次ページです。

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