プレゼント

図形の組み合わせで起こる〝シェパード錯視〟に挑戦!

Dr.朝田のブレインエクササイズ!

メモリークリニックお茶の水理事長 朝田 隆

人間が視覚から取り込む情報は、五感のうちの8割を占めるといわれています。私たちは、視覚からの情報の中で距離感を想定しているのです。今回は、距離感を処理する脳の働きを生かした「錯視」からの出題です。

距離感を測る働きを生かした錯視と鏡像が盛り込まれた図形の問題に挑戦

今回は、図形を使った錯視の問題です。まずは次のイラストを見てください。Aと同じ平行四辺形を①~⑪の中からすべて選んでみましょう。一見簡単なように感じますが、すんなりと正解にたどりつける人は少ないのではないでしょうか。

シェパード錯視

イラストに描かれた平行四辺形のうち、Aと重なるものを①~⑪の中からすべて選んでください。

今回の出題は「シェパード錯視」と呼ばれる目の錯覚が(きも)になっています。論文を発表したアメリカの認知心理学者のR・N・シェパード氏の名前からこのように呼ばれています。シェパード氏は論文ではテーブルの形で紹介したことから、英語では「Shepard table illusion」(シェパードのテーブルの錯覚)と呼ばれています。

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