プレゼント

思い込みに負けない!「屏風鏡文字」に挑戦!

Dr.朝田のブレインエクササイズ!

メモリークリニックお茶の水理事長 朝田 隆

思い込みというのはやっかいなもので、一度決めつけてしまうと誤りに気づきにくくなってしまいます。今回は、「鏡文字」を使った問題に挑戦してみましょう。思い込みにとらわれず、正解にたどりつくことはできるでしょうか。

難読な鏡文字と加齢により悪化する思い込みの強さを利用した難問に挑もう

[あさだ・たかし]——筑波大学名誉教授。1982年、東京医科歯科大学医学部卒業。同大学神経科、山梨医科大学精神神経科講師、筑波大学精神神経科学教授などを経て現職。数々の認知症の実態調査に関わった経験をもとに、認知症の前段階からの予防・治療を提案している。著書に『その症状って、本当に認知症?』(法研)など多数。

もういくつねるとおしょうがつ
おしょうがつにはたこあげて
こまをわましてあそびましょう
はやくこいこいおしょがうつ

さて、お正月から2週間が過ぎましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。今年も私が出題するブレインエクササイズに挑戦して、脳の若返りを図りましょう。

さて、今回は鏡を使ったクイズです。時間をかけずに、上から声に出して文字を読んでみましょう。鏡の反射効果で文字が左右逆になっていますが、スラスラと読むことはできたでしょうか。

今回のテーマである「(びょう)()鏡文字」が難しい理由は2つあります。1つ目は〝鏡像文字〟です。ひらがなでなくカタカナを正しく瞬時に読むことは難しかったのではないでしょうか。

屏風鏡文字

答えと解説は次ページです。

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