思い込みに負けない!「屏風鏡文字」に挑戦!

Dr.朝田のブレインエクササイズ!

屏風鏡文字 答え

鏡文字を読むにあたって大きなハードルとなるのが、文字が逆に写る「鏡像」です。それでも、ひらがなの「ん」と「そ」のように、文字の形が大きく異なる場合は判別が難しくないでしょう。ところが、カタカナの「ン」と「ソ」は、じっくり見ても見分けがつきにくく、深い注意力が求められます。

2つ目のポイントは〝思い込み〟です。「風神(ふうじん)だから雷神(らいじん)」、あるいは「雷神だから風神」と、安易に連想してしまう心理です。この問題は、風神と雷神の絵が描かれているだけでなく、屏風という言葉があって思い込みを強くするようなイジワルがあるので難易度が高いですね。

私たちの脳は、このような思い込みがあると、文字をきちんと確認しなくなり、誤ったまま読んでしまうようです。別のいい方をすると、風神と雷神だと思い出した(想起した)ときに、「思い出した!」という強い気持ちが注意力を曇らせて油断させてしまうのです。この傾向は、加齢によって思い出せる言葉が増えるほど強くなると思われます。例えば「女性トレイ」という言葉を見た瞬間に「あっトイレだ!」と思い込んでしまう方も少なくないのではないでしょうか。

今回の答えは「フウジソ」「ルイジン」です。いくつものしかけで強化された思い込みに負けず、正しく読むことはできましたか?

最後に、あらためて冒頭の歌に戻ってみましょう。滝廉太郎(たきれんたろう)作曲の有名な童謡『お正月』の歌詞ですが、2ヵ所の誤りがあることに気づきましたか?