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万病の元「帯電障害」は静電気デトックスで治す

がん治療の進化を目撃せよ!

日本先進医療臨床研究会代表 小林 平大央

ひどい肩こりや疲れ、意欲の低下、目の乾燥、頑固な冷えなどを引き起こす「帯電障害」

[こばやし・ひでお]——東京都八王子市出身。幼少期に膠原病を患い、闘病中に腎臓疾患や肺疾患など、さまざまな病態を併発。7回の長期入院と3度死にかけた闘病体験を持つ。現在は健常者とほぼ変わらない寛解状態を維持し、その長い闘病体験と多くの医師・治療家・研究者との交流から得た予防医療・先進医療・統合医療に関する知識と情報を日本中の医師と患者に提供する会を主催して活動中。一般社団法人日本先進医療臨床研究会代表理事(臨床研究事業)、一般社団法人ガン難病ゼロ協会代表理事(統合医療の普及推進)などの分野で活動中。

「帯電障害」という症状をご存じでしょうか? 帯電障害とは、日本先進医療臨床研究会・理事の西谷雅史(にしやまさし)先生((ひび)きの(もり)クリニック院長)が提唱される病態で、ひどい肩こりや疲れ、意欲の低下、目の乾燥、頑固な冷えなど、体に静電気が過剰にたまってさまざまな不調をきたすことです。

帯電障害は、保険適用の標準的な治療法だけを行う一般の医療機関に勤務する医師にはほとんど知られていない症状です。帯電障害の診断法や治療法、日常的な対策などについてもほとんど知られていません。

そのため、こうした症状を発症すると、うつ病と診断されてしまうケースが多くあります。うつ病は「物事に対する関心や意欲が低下して何もする気が起こらない」という症状が2週間以上継続する状態のことをいいます。

うつ病は誰にでも発症する可能性のある病態とされています。厚生労働省の調査(平成14年度)によれば、20歳以上の約7.5%が調査時点で「過去にうつ病を経験したことがある」と報告されています。

しかし、うつ病と帯電障害はたいへん症状が似ているため、うつ病と診断された患者さんの中に実際にはうつ病ではなく帯電障害の方もいると思われます。もしうつ病ではなく帯電障害であるならば、うつ病の薬を服用しても当然症状は改善しません。それどころか、次々に強い薬を処方された結果、どんどん健康がむしばまれてしまうおそれもあるのです。

そこで、うつ病と診断する前に「疲れる、だるい、やる気が起こらない」といった原因不明の体調不良で困っている方に対しては、帯電障害という病態があること、そして帯電障害であれば非常に効果的な対処法があることをお伝えしたいと思います。

帯電障害の患者さんは「ひどい疲れ、体のだるさ、頑固な冷え、肩こり、目の乾燥」という5つの症状を同時に抱えている場合が非常に多く見受けられます。さらに、何かに触って静電気がパチパチと放電することが多いようであれば、ほぼ帯電障害と考えていいでしょう。こうした方は、帯電障害の治療を行っている唯一の専門クリニックである響きの杜クリニック(北海道札幌市)を受診することをおすすめします。

響きの杜クリニックでは、人体の帯電量を計測します。人の体に帯電している静電気は「身体電圧」という形で数値化できるため、この数値を目安にして軽度・中等度・重度の帯電障害と診断されます。帯電障害と診断された患者さんは、その程度によって軽度・中等度・重度の対策や治療法の指導を受けることができます。

体にたまった静電気の帯電量を測る特殊な測定器

響きの杜クリニックの建築構造は、静電気をデトックスする効果がある「アーシング」という静電気を地球(地面)に通電するアース設計を施した建築になっています。そのため、クリニックは静電気に帯電しにくい環境になっており、帯電障害の患者さんが来院すると、クリニックに入っただけで体が軽くなると感じることが多いといいます。

また、響きの杜クリニックに勤務する医師やスタッフは全員、静電気をデトックスする効果があるアーシング構造の環境で働いているため、帯電量が非常に低く抑えられています。一方、帯電障害の患者さんの場合は、響きの杜クリニックを訪れてアーシング構造の中に身を置いても、帯電量を測ると非常に高い値が出ます。

響きの杜クリニックでは、身体電圧が0.6Vで軽度、0.7Vで中等度、0.8V以上で重度と分類しています。完全にアーシングしたクリニック内で帯電量を測定した際、身体電圧が1.0Vを超える人は、ほぼ間違いなく帯電障害の症状があると考えられます。

ただし、この軽度・中等度・重度はあくまで参考値で、個々の患者さんの状況や生活環境によって細かく診察・診断して対処法を決めます。そして、帯電していることが確認されたら、アーシングによる静電気デトックスを行って症状の改善を確認します。

帯電障害を引き起こす静電気をデトックスするアース用特殊マット

静電気デトックスでは、患者さんに帯電障害を改善するためのアース用特殊マットに足を乗せてもらいます。靴を脱げば、靴下のままで大丈夫です。患者さんがアース用特殊マットに足を乗せると、帯電量の数値はみるみる下がります。そして、数分のうちに帯電障害の患者さんに共通する変化が起こります。

まず、足の裏がピリピリしてくるか、温かく感じられてきます。そして、足先からピリピリする感覚がだんだん上に上がってきます。このピリピリする感覚は電気が流れているのではなく、帯電によって収縮していた血管が拡張して血液が流れはじめることで感じる変化です。正座をした後で足を伸ばしたときに起こるしびれと同様です。つまり、過度に帯電しているときは手足の末端に血液が届いていないことになります。

実際に血流が改善すると、ピリピリする感覚が太ももを通ってさらに上に上がり、体中が温かくなって手のひらが赤くなってきます。そして、体がらくになって肩も軽くなってきます。また、視野が明るく感じられる人も多くいます。そのほかにも、「頭痛が治まった」「めまいがらくになった」「耳鳴りが軽くなった」など、さまざまな症状の改善を感じる方がいますが、これらの症状の改善はほんの数分で起こるのです。

なお、帯電障害が進行してさらに重度の状態になると、「電磁波過敏症」という、わずかの電磁波でも体が敏感に反応してだるさやめまい、吐き気、不眠などの症状を発症する病態に進行します。電磁波過敏症になると治療も改善も非常に困難になるため、帯電障害の段階で進行を止めることが非常に重要です。私が代表理事を務める日本先進医療臨床研究会では、今後、帯電障害を対象とした治療の研究に取りかかる予定です。