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家族を守る「かぜ備え」の新プロジェクトが始動!

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全薬販売株式会社マーケティング部マーケティング戦略課 寺田 匡宏さん
家事アドバイザー 矢野 きくのさん
ゆとりうむプロジェクト理事 小山 佐知子さん
旭化成ホームプロダクツ株式会社マーケティング部第二グループ 金井 裕子さん
マルコメ株式会社マーケティング部広報宣伝課・管理栄養士 多和 彩織さん

共働き家庭にとっての「かぜ」対策の大切さを提案

世界的な異常気象が報道される中、自然災害に対する備えに意識を向ける人が増えるようになりました。地震や台風などの備えに加えて、家庭における「かぜ」の備えを提唱しているのが、かぜ薬「ジキニン」のブランドで知られる全薬工業株式会社です。特に、子育て中や夫婦共働きの家庭では、かぜが家族にとっての非常事態となり、家庭全体の生活に影響を及ぼしかねません。全薬工業では、体と家族を守るかぜ対策を「かぜ備え」と表現し、新しいプロジェクトを立ち上げました。かぜ薬ブランド「ジキニン」が1958年に誕生して以来、約半世紀に渡って家庭の常備薬として家族の健康を守り続ける全薬工業をはじめ、メッセージに共感する企業・アドバイザーの方々に、今日からできるかぜ備えのポイントを伺いました。

全薬販売株式会社マーケティング部マーケティング戦略課 寺田匡宏さん

「私たちジキニンは、『あなたの時間をかぜから守る』をブランドメッセージとして、家庭の常備薬としてのジキニンを通じて、生活者が安心して過ごせるための啓発に力を入れています。かぜにかかると、家族をはじめ大切な人との時間、育児や家事の時間、仕事の時間など、大切な時間を失ってしまうだけでなく、周囲の人にとっても不測の事態となってしまいます」(全薬販売株式会社・寺田匡宏さん)

小さなお子さんを育てている家庭にとって両親、特に母親のかぜは非常事態を招く大きな要素。食事をはじめ、家事全般が滞り、家族全員が右往左往したこともあるのではないでしょうか。家庭におけるかぜ備えについて、家事アドバイザーの矢野きくのさんはこう話します。

「かぜ備えの大前提として、かぜにかかりにくい体作りが何より大切だと思います。私は20年以上、かぜを引いた記憶がないのですが、緑黄色野菜や大豆たんぱくを意識してとっています。健康でいるために、毎日とっている食事の栄養バランスを見直すのが、かぜ備えの第一歩だと思います」

家事アドバイザー 矢野きくのさん

家庭におけるかぜ備えは、不測の事態という意味では本質的に自然災害への備えと変わらないと話す矢野さん。食事のほかに大切な要素として挙げるのが、家族間の情報共有です。

「例えば朝のゴミ出しです。私が住む地域では、ゴミ出しの際にペットボトルは潰して出し、空き缶は潰さずに出すルールになっています。普段から家族で家事を分担しているご家庭はともかく、家事の担当が偏っている場合は、かぜによって家事が滞るおそれがあります。ゴミ出し一つとっても、ルールを間違えて近隣とのトラブルになりかねません」

家族間における情報共有の必要性については、ゆとりうむプロジェクト理事の小山佐知子さんも指摘します。小山さんが主宰するゆとりうむプロジェクトは、家事を効率化する時短によって生活にゆとりを生む「時産」を提唱しています。

ゆとりうむプロジェクト理事 小山佐知子さん

「家族がかぜで寝込んでしまった時の共通の困りごととして、まず挙げられるのが食事です。特に、普段から家事を担当している人が倒れると、残された家族は調理をするどころか食材や調味料をしまっている場所も分からないことがあります。かぜによる食事の滞りは、小さいお子さんにとっては体調を崩しかねない一大事です。食事に関する情報の未共有や分担の偏りは、家族の栄養状態はもちろん、時間のロスにもつながります。また、未就学児や小学校低学年の子育てをしているご家庭では、保育園や幼稚園、小学校で使う物の保管場所や提出物の有無もシェアしておかないと、園や学校に迷惑をかけかねません」

小山さんいわく、健康な時は情報をシェアすること自体が面倒に感じるものですが、家族間の適切な情報共有こそ、かぜをはじめとする不測の事態に役立つとアドバイスします。食事面のアドバイスについて、矢野さんと小山さんは続けてこのように話します。

「かぜを引いた時の水分・栄養補給としては経口補水液やビタミンゼリーが知られますが、食欲が落ちた時でも食べられるのがスープ類やみそ汁です。胃腸への負担が少ないスープ類は、使う具材を上手に選ぶことで体調に合った栄養を摂取できます」(矢野さん)

「不測の事態だからといって特別なメニューにするのではなく、普段から食べ慣れた家庭の味こそ、体調を崩した時に安心できる食べものといえるでしょう」(小山さん)

全薬工業では、矢野さんと小山さんからのアドバイスを踏まえ、複数の企業と「かぜ備えリスト」を考案し、具体的な備えの提案を始めています。

旭化成ホームプロダクツ株式会社マーケティング部第二グループ 金井裕子さん

かぜを引かない体作り、さらには家族のかぜという不測の事態に備える欠かせない食事について、サランラップやジップロックでおなじみの旭化成ホームプロダクツ株式会社の金井裕子さんが、このようにアドバイスします。

「サランラップやジップロックを使って食材やおかずを冷凍しておくのもかぜ備えの一つです。私たちが『冷凍貯金』と呼んで提案している料理の冷凍利用によって、食事に関する困りごとへの不安やストレスは大幅に減るのではないでしょうか」

かぜ備えプロジェクトに参加するマルコメ株式会社マーケティング部で管理栄養士の多和彩織さんからは、かぜ備えとして味噌汁の活用を提案しています。

「私たち日本人にとって味噌汁は、国民食といえる存在です。飲むとホッとして元気になれる味噌汁こそ、日本を代表するスーパーフード。常温で保存でき、手軽に調理できる顆粒タイプの味噌を、かぜ備えとしての一つとしてお役立てください」

ゆとりうむプロジェクト理事の小山さんは、顆粒の味噌など手軽に使える常備食品のメリットをこう話します。

マルコメ株式会社マーケティング部広報宣伝課・管理栄養士 多和彩織さん

「家族がかぜを引いて寝込んでしまった時は、残された家族の家事の負担は大きくなります。慣れない家事に取り組みながらも、一汁三菜を基本とした食事で栄養はしっかりとりたいもの。そんな時に便利なのが、時短に役立つ冷凍食材や顆粒状の食品です。そのほか、食洗器などの便利な家電に頼るのも時短につながります」

常備用の食品は便利な一方、いつの間にか消費期限が切れていたうっかりミスも起こりがちです。家事アドバイザーの矢野さんは、ローリングストックの考えを提案します。

「食品を収納する箱を常時用と常備用にしっかり分けると、消費期限の把握がしやすくなります。常備用の箱に入った食品は半年ごとに消費期限のチェックをして、期限が迫った食品は常時用の箱に移すといいでしょう。最初は面倒に感じても、半年に一度の決まりごととしてチェックをしながら常備食のラインナップを増やしていくと、備えの幅が広がります」

かぜ薬の常備のみならず、万全なかぜ備えこそ、家族を守る新しいキーワード。かぜを引きやすいこれからの季節を、「かぜ備え」によって家族みんなで乗り切っていきましょう。