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伝説の眼科医実証の栄養療法で失明・手術を回避!緑内障・黄斑変性の進行が止まった!

眼科
葉山生命科学研究所所長 葉山 隆一

米国で最先端の医療技術を学び特に最先端の眼病の栄養補充療法に着目

中途失明原因の第1位は緑内障で、第4位の黄斑変性が急増している ※2014年 日本眼科学会雑誌『日本における視覚障害の原因と現状』より作成

目の難病に苦しむ患者さんが年々増えていることを肌で感じている私は、大きな危機感を抱いています。特に、中途失明原因の第一位である緑内障、糖尿病の合併症の1つである糖尿病網膜症とうにょうびょうもうまくしょうの患者さんが増えているのは深刻な問題です。

私がさらに問題視しているのが、加齢黄斑変性かれいおうはんへんせい(以下、黄斑変性と略す)です。黄斑変性は、米国において中途失明原因の第1位に挙げられる眼病です。近年では、日本でも患者さんが急増し、失明原因の第4位になっています。

私が葉山はやま眼科クリニックを開院したのは、いまから30年以上も前のことです。私が長年にわたって心がけているのは、一人ひとりの患者さんと向き合って治療を行うことです。特に、患者さんに注意を促しているのが食生活です。欧米型の食生活が浸透したことが、目の難病の増加につながっていると考えられるのです。

いまでこそ眼科医として治療にあたっている私ですが、学生時代は解剖学を学んでいました。眼科医になったきっかけは、米国への留学経験にあります。

私は、30代の頃に米国ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学に留学する機会に恵まれました。米国の医療技術は日本より大幅に発展しており、当時は最先端だったMRI(磁気共鳴断層撮影装置)の研究に触れることもありました。目新しい知識を得るたびに、私は日本の医療の未熟さを痛切に感じました。

米国で得た知識の1つが、栄養補充という視点での、眼病の予防・改善法でした。ハーバード大学でルテインの研究チームに参加することになった私は、ルテインに秘められた高い機能性に興味を抱くようになったのです。ルテインとは、カロテノイドという栄養素の一種で、抗酸化作用を持つ黄色の天然色素です。ルテインは、目の網膜の中心部にある黄斑部にも存在する成分ですが、体内で作り出すことができないため、食事から摂取する必要があります。

当時、日本の眼科での治療といえば、視力の低下には眼鏡めがね、緑内障や白内障などの眼病には進行を抑える薬を処方するのが主流でした。ところが、米国では目の栄養成分を補充して眼病を予防・改善することが重視されていたのです。

ひととおり眼科について勉強していると自負していたにもかかわらず、私の知識は米国医学にはまったく歯が立ちませんでした。悔しさに震えた私は、一念発起して眼科について猛勉強しました。それ以降も、自分の知らない知識を得ることで向上心を満たしていた私は、何度も日本と米国を往復する暮らしを送ってきました。

私の生活に変化があったのは、埼玉県の大宮おおみやに眼科を開院してほしいという頼みを引き受けたことがきっかけでした。とりあえず引き受けはしたものの、私は数年で再び研究の道に戻るつもりだったのです。そんなときに来院したのが私の母でした。

母の黄斑変性をきっかけに目の栄養療法に取り組み日本に普及させた

[はやま・りゅういち]——1975年、新潟大学医学部卒業。大学附属病院医長を務めた後、1985年に米国留学。愛和病院副院長を経て、葉山眼科クリニックを開院。葉山生命科学研究所所長として研究活動を行う。著書に『医者がお手上げだった目の病気の次世代栄養素』(メタモル出版)など。

私に経験を積ませたかったのか、「てほしい」という母の表情はそれほど悲観的なものではありませんでした。もともと母の左目の視力が低いことを知っていた私も、軽い気持ちで診察に応じました。

ところが、まさかの結果でした。母が患っていたのは、黄斑変性だったのです。当時の日本では、黄斑変性は対処法のない疾患といわれ、悪化していくのを見守るしかないと考えられていたのです。母が難病に冒されていることに気づかず、さらに治療もできないという現実に目の前が真っ暗になりました。

悩み苦しんだ末に私の脳裏にひらめいたのが、ハーバード大学で知識を蓄えた栄養補充療法でした。以来、私は眼科の治療の中心に栄養補充療法を据えて、患者さんに向き合うようになりました。米国への留学、大宮での開院、母の治療——すべての点が線につながったのです。

いまでこそ、目の健康維持や改善にルテインやブルーベリーに含まれているアントシアニンなどの栄養素がいいことが一般的になっていますが、当時の日本では栄養素を補充することによって目の病気を改善するという発想はまったくありませんでした。ルテインやブルーベリーの健康食品が普及している現状を見て、栄養補充療法の創成期から手探りの状態で研究・普及に努めてきた私は心からうれしく思います。

現在、私の開発した健康食品を使用した母は、失明間近の0.001以下だった左目の視力が0.009にまで改善しました。母の視力が回復したことでよい感触を得た私は、緑内障や黄斑変性、白内障の患者さんに対し、通常の治療と並行して、ルテインやアントシアニンが含まれる健康食品を飲んでもらいました。その結果、多くの患者さんの視力が向上し、いきいきとした表情を見せてくれたのです。

眼科を開院してから現在に至るまでにはさまざまな偶然が重なっていますが、診察した患者さんは数万人に上っています。いまでは、眼病が改善して喜ぶ患者さんの笑顔を見ることが、私の大きなやりがいとなっています。ここまで私を支えてくれた方々には、心から感謝しています。

私は現在、脳の認知機能を向上させる栄養補充療法の研究を行っています。眼科医がなぜ脳の研究をしているのか、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、目の研究は必ず脳に行きつくのです。理由は単純で、目と脳がつながっているからです。目への悪影響が、そのまま脳への負担になるのです。

視力と認知症の関係については、いくつかの調査・研究で明らかになっています。私の治療経験から考えても、患者さんの視力が向上すると表情が豊かになり、積極性や意欲も高まるケースが多いと感じています。

目の栄養補充には、健康食品を活用することがおすすめです。30年以上前から研究を重ね、豊富なエビデンス(科学的根拠)と症例数を誇る健康食品の効果は比類ないものと自負しています。ぜひ、目の健康維持のために役立ててください。